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背伸び

第3章 チャラい?

そうは思っても

やっぱり先生から目が話せない。
声が聞きたくて耳を大きくしてしまう
このドキドキがいつでも私を苦しめた。

「おつかれ様です」

休憩中の部員1人1人に
ふかふかのタオルを配る。

そして最後に日向先生のもとへ…


「せんせ、これ使って下さい」


「ありがとうな橘!」


「へへへっ」


「橘は気がきくな!」


「そんな//これくらいは当たり前ですから」


「マネージャーの鏡だな!
だけど、自分の身体にも気を使わなくちゃダメだぞ?」


「えっ?」



「汗かいたままだと風邪ひくぞ?」


日向先生は、私の額から流れる汗を持っていたタオルで拭いてくれたんだ。

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