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いつの日か

第2章 黒い糸は脆いもの


3年生になっていつごろか…
健斗はナルシストと評判が悪く、私はすきでいることを躊躇った。


心の底では大好きだった。

すれ違うとき目でおってしまう。
なにかと行事があれば健斗を考えてしまう。


それくらい大好きだったのに、素直になれない私は健斗をすきでいることをやめた―――

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