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君のクラスで1時間

第2章 私の呼び名は『ひなこ』

そりゃもう大変な量の課題に追われているのに、明日から学年一の秀才で、学校一の美男子にマンツーマン補習だなんて…考えただけで大興奮で、たいしてはかどらなかった。


そして…眠れなかった…。



「…あぁ、眠い。」


「そんなに課題頑張ったの?」



クラスメイト達は私を囲み、薄っすらクマのできた私を笑った。

鏡を見ながら、コンシーラーでクマ隠し。



「眠くても、メイクには手を抜かないよね?それ、少しは勉強に使えば良いのに。」



私の追試友達の佳苗(かなえ)は、私を置いてさっさと一抜けして…。
私なんて全部残ってるのに!!

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