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君のクラスで1時間

第2章 私の呼び名は『ひなこ』

女子と健人の温度差に、おちゃらけて和ませようなんて…浅はかぁ。



「何、合格ライン吊り上げてんだよ。ドアホ。」



全く周りなんて見ずにそう言って、私の前まで来た。

怖い!!
目が!!
殺気?!



「ひなだけずるーい!!私も~!!」



なんて言ってくる女子をバッサリ切り捨てた。
私を顎で指し、貫禄ある仁王立ちで…。



「あんたらに教える義理は無い。こいつの進級がかかってんだから、邪魔すんな。」

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