光と影
第2章 出会い
興奮していたルカは落ち着きを取り戻し、マスターの言葉を待った。
ギマ「ルカも気付いていると思うが、最近・・・魔物の動きが活発になってきている。」
マスターは机に置いてあったコーヒーを一口飲み、話し始めた。
最近の魔物の行動、黒服の集団。
この国の周りの環境の変化。
あらゆることをマスターはルカに話した。
ギマ「・・・私はこれらの状況から近々この国が荒れるかもしれんと考えている。」
ル「それと学園となんの関係が?」
ギマ「奴等はきっとこれ以上優秀な魔術師を出させたくないと思うはず・・・。」
ル「そして、一番狙われそうなのがこの学園ということですか・・・。」
今の現状とこれからの出来事を考え、ルカは何が一番いい方法なのかと考えている。
5年かけて直ってきたこの国をまた誰かが襲おうとしている。
また、あの悲劇が繰り返される。
そんなことを考えながらルカは今の民たちの暮らしを思いだし、ルカはこの国の民たちの笑顔をもう失いたくないと思った。
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