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redcross

第11章 デートの日

『じゃあまたね。』

ーーーバタン。

俺が車に乗り、動き出すと見えなくなるまで見送っていた。

家に帰りつくと見計らったかのように、梨華からメールが来た。

[帰りついた?
今日はありがとうございました。
すごく楽しかったです。
また行きましょうね。]

と入っていた。

俺はすぐ発信を押した。

トゥルルル…

『もしもし。』

『梨華?さっき家に着いたよ。
今日はありがとうな。
俺もすごく楽しかった。
久しぶりに癒されたよ。
明日も大学だろ?』


『うん。』

『じゃあ…もう寝た方がいいんじゃない?
おやすみ。』

『おやすみなさい。』

梨華は切ろうと耳から受話器を外した瞬間、

『あっ!もしもし。』

『えっ!?今なんか言った?』

『いい忘れてた。
明日またコーヒー飲みにいくね。』

『…クスッ はい。お待ちしてます。』

そとあとプープーと電話終了の合図がなった。

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