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第11章 デートの日

食事が終わり、車に乗り込み、梨華の家の前で車を止めた。

『送ってくれて、お食事もおごって頂いて…このネックレスもありがとうございました。』

ネックレスを触りながらお礼を言った。

『ねぇ…ひとつお願いがあるんだけどいい?』

真剣な表情で梨華に問う。

『は…はぃ…』

梨華は妙に緊張していた。
真剣な顔で言うから…。
そのまっすぐ見てくる海斗がかっこよくてドキドキした。

『その敬語、辞めにしない?』

『えっ。でも…海斗さん…』

梨華が話してる途中で遮った。

『俺はもっと梨華ちゃんと仲良くなりたいんだけど。
敬語だと壁おかれてる感じするんだよね。


梨華ちゃんは俺と仲良くしたくない?』


話してて分かった。

梨華は困った顔に弱いことを。

『そんなことないですよ。
敬語なしですね。
私もひとつお願いしていいですか?』

『敬語だし。
お願い事何?』

笑いながら話した。

『急にタメ語は無理ですよ。
あの…梨華ちゃんじゃなくて…その…えっと…』

梨華は照れていた。

『梨華、そうやって照れてるのすごくかわいいね。』

海斗は何を言われるか察知して先に言った。

梨華は照れているが嬉しそうに笑っていた。

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