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第14章 嫉妬(梨華サイド)

返事が来ないまま…バイトに入っていた。

仕事をしながらも返事が来てないか気になる…

海斗がくるんじゃないか…


と、仕事が手につかなかった。


仕事が終わり急いで携帯を見たが何も来てなかった。

いつもは

[待ってる]

とか来てるのに…。

海斗に電話をするが出てくれなかった…。

私…遊ばれたんだ…。

と思うと涙が出てきた。

頭に浮かぶのは…優しい海斗、笑ってる海斗…。

海斗のことがこんなに好きになってたんだと自分でもびっくりしていた。

海斗がそばに居てくれるだけでいい。

付き合ってなくても良かったのに…。

バカなことを聞いてしまった。

そんなことを考えながら家に一人で帰っていた。


久しぶりに一人で帰ると暗い帰り道が心細かった。

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