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redcross

第16章 情と愛情と罠

次の日梨華から一通のメールが来ていた。

[私のこと嫌いになった?]

ーーー最初から好きでもないけど…。
俺は心の中だけで返信し携帯をポケットにしまっていた。

『誰から?』

溜まり場の元ライブハウスでサトシと俺はいた。

『梨華から』

『返事返さなくていいのか?』

『あぁ…。』

ーー甘いアメを食べさせる為にムチを与えないとね。

『悪いんだけど…サトシ…協力してくれない?』

俺はビールをサトシに渡しながらお願いをした。

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