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第17章 クラブ エマリ

ドレスを着終わると肩にタオルがかけられ、晃さんが慣れた手つきでメイクと髪の毛のセットをしだした。

セットが完了し、何も言わずに肩に置かれていたタオルを取って事務所の方へ消えていった。

私は姿見の前に立ち自分の姿を見てびっくりしていた。


数十分前までは完全にドレスに着られていた。

でも今、鏡に写る梨華はドレスを着ていてどうみてもお水の蝶と化していた。


(私…きれいになったかも。)


と思っていた時にガシャとお店のドアが開いた。

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