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redcross

第20章 ホテル

『あんたのとこの社長さんと若い子が外で揉めてるよ』

とマスターに言っていた。

私はその言葉を聞き、二人の元に向かっていると確かに口論…というか…一方的に海斗が怒鳴っていた。

海斗が響を蹴ろうとした瞬間に響を押し、私の脇腹の所に足が思いっきり当たり体の中でミシッっと音がして激痛が走り私は横たわっていた。

海斗はヤバイと思ったのか走り去り、響が救急車を呼ぼうとしたが、響に迷惑がかかると思い痛いのを堪えて立ち上がり、そそくさとその場を…響のもとから離れたが…あまりにも痛くて…。路地裏から救急車を呼んだ。

病院に着くとレントゲンを撮られあばらが二本折れていて折れた一本が内臓に少し刺していて、私は入院することになった。

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