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redcross

第1章 ツーショットダイヤル

五年前…。



学校にも行かずに街を歩いていた。


学校にも…


家にも居たくない。


誰とも会いたくない…。


と…思いながら…でも寂しくて、側にいてくれるだけでいい。


気を使わない相手…。


私を知らない相手…。


そうゆう人なら一緒に居たかった。


そんな私の目に入ったのは公衆電話にあるツーショットダイヤルの番号だった。

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