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第4章 特別なオヤジ

私の言葉に返事はなかった。

答えの代わりに質問をされた。

『嫌なこと忘れられた?』

私は迷わずに

『うん!』

と答えた。

『ならそれでいい。
今日はしたくて電話したんじゃない。
したくて会ったわけじゃない。
リカちゃんが笑ってくれて、嫌なこと忘れたらそれだけでいい。



それとも気持ちよくなりたいの?』

私が悩んでいると響は私の考えがわかったかのように、

『僕には気を使わなくていい。
そのままのリカちゃんでいい。
ほらっ今日は寝るよ。
今度、お願いね。』


そう言われて私は眠りにつこうとしたけど、いつも響としているせいか…手を出してもらえないのに不満を感じた。

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