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梨華を思い浮かべても次は晋君が出てくる。

晋君が出てくると私は考えるのを辞めようとする。

それを繰り返しているうちに家に着いた。

やはり母親はいない。

でも、今日は何故か父がいた。

私はどちらかというとお父さんっ子で、お父さんが大好きだった。

最近はろくに会話も会ってもいなかった。

『ただいま…。』

と呟くと

『おかえり』

と父が呟いたが…。


会話終了。


私は自分の部屋に向かった。

自分の部屋へ向かうと洋服を着替えリビングへと向かった。


リビングに入ると父はTVを見ていた。

私は、冷蔵庫を開け冷蔵庫に入っていた炭酸飲料を飲みながら食べれそうな物を物色していた。

『最近、家にも帰ってこないみたいだな。
学校にも行ってないみたいだし…』

父はTVをみながら独り言のように言っていた。

『またその話？
昨日お母さんとも話した。
と言っても喧嘩なったけど。

お父さんはさ、別れない理由なに？
別れて女のとこいけばいいじゃん。』


………………。


父は黙っていた。


『まぁ…別にいいけど。
私が居るから別れないとか私を理由にするのは辞めてね。

私は、関係ないから。』