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第5章 計画

食事を済ませてカラオケに向かうことになった。

喫茶店で話をすると誰に聞かれているか分からないから。


カラオケに入ると海斗が話始めた。

私は未知の世界の話のように聞いていた。


『まずはターゲット。

社会的地位や結婚している奴を狙う。

話を聞くだけじゃだめだ。

話を聞いて結婚しているっていうのはほぼ本当の話だと思う。
結婚しているって嘘をついてもメリットはないからな。

でも、社会的地位の場合は、メリットがある。
それに男は見栄っ張りだからな。
だから社会的地位の場合は下調べが必要だな。』


社会的地位…その言葉を聞いて響を思い出した。

でも響は特別。
響は私が私のままでいれる人だから。


海斗にばれないようにしないと。


私はそう直感した。

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