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redcross

第9章 再開

それから、何日か経って…また梨華が聞いてきた。

『この前あった人。
海斗さんだったっけ?
本当は付き合ってたんじゃないの?』


『何。急に。
付き合ってるわけないじゃん。』

『いや、梓に男の知り合いいるの珍しいし。何気に親しそうな感じだったからさ。』

『ただの昔の知り合いだよ。』

私は梨華の言葉をなにも考えずに受け取っていた。

本当に男友達とかいなかったし…。

梨華がそう思うのも仕方ないかとか思っていた。


まさか…。

この時、梨華と海斗が会ってるなんて思ってもいなかった。

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