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第11章 デートの日

梨華はいつも通り大学に来ていた。
そして横にはいつも通り梓が居た。

『梨華なんかうれしそうだね。
なんかいいことあった?』

そう聞かれ梨華は悩んでいた。

海斗の話をすると凄く考えてるような…困ってる様な顔をするから。

言えなかった。

デートを海斗とするって…。

『なんでもないよー。
梓、今日はバイトでしょ?
頑張ってね。』

と会話をずらして、大学の授業が終わった後待ち合わせ場所へと向かった。

待ち合わせ場所は海斗が指示をした。
街の外れにある神社の石段だった。

梨華は待っている間、海斗のことを考えていた。

(海斗さんイケメンで笑顔超かわいいんだよねー。
海斗さんと梓に何があったのか気になるけど、付き合ってたわけじゃないって。
海斗さんも梓も言ってたし…
すきになっても大丈夫だよね!?
もう…気になり始めてる…。
好きなんだよね。海斗さんのこと…)

と自問自答していた。

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