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おにいちゃんのおもちゃ

第17章 おにいちゃんとの休日:妹

水着は中に着て、大きな浮き輪、レジャーシートなどなど……
荷物を持って電車に乗る。
おにいちゃんと電車もはじめてだ。


「はぐれないようにな、美砂」
「うんっ」


おにいちゃんは美砂と手を繋いでいてくれる。
嬉しいな。
おにいちゃんの大きな手は、体温が低いせいで冷たくて気持ちいい。


電車の席に座っておにいちゃんにくっつく。


「おにいちゃん、美砂たち、カップルに見えるかなあ」
「どうかな」
「美砂、首に見えてるのって、水着のヒモ?」
「うんっ、そうだよ」
「ふうん」


今日はおにいちゃんを独占するんだもんねっ。
彼女さんたちには邪魔させないんだからっ。






駅に着いて、バスで海まで。
バスから青い海が見える。






「ねえねえっ、おにいちゃんっ、海見えたよ、すごいねっ」
「あぁ」


前海に来たのは家族で来たんだよね。




レジャーシートを敷いて荷物を置く。


「さっそく泳ぐか」
「うんっ」

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