おにいちゃんのおもちゃ
第19章 プールには危険がいっぱい?:妹
夏休みはまだまだ続きます。
今日は、大輔くんとプールに来ています。
流水プールや大きな滑り台とか、アトラクションがいっぱいあるの。
「わあ、かわいいね、ピンクの水着」
「えへへ、ありがとうっ」
「学校だとスク水だから……ビキニって新鮮」
おにいちゃんのときと違い、周りの人には「ちっちゃいカップルかわいい」という声が聞こえる。
違うのになあ。
「どこから行こうか」
「えっとね、滑り台っ」
「俺高いところ苦手なんだけど」
「いいから行こ行こっ」
大輔くんの手を引っ張って並ぶ。
大きな浮き輪に乗って降りるタイプの滑り台。
美砂と大輔くんは一緒に乗ると、係員に押される。
滑り降りる間、美砂は大輔くんにしがみついたの。
プールに投げ出されて、浮き輪もひっくり返る。
「ふうっ、あー楽しかった」
水から顔を出すと、大輔くんが慌てている。
「み、美砂っ」
「んー、どうしたの」
今日は、大輔くんとプールに来ています。
流水プールや大きな滑り台とか、アトラクションがいっぱいあるの。
「わあ、かわいいね、ピンクの水着」
「えへへ、ありがとうっ」
「学校だとスク水だから……ビキニって新鮮」
おにいちゃんのときと違い、周りの人には「ちっちゃいカップルかわいい」という声が聞こえる。
違うのになあ。
「どこから行こうか」
「えっとね、滑り台っ」
「俺高いところ苦手なんだけど」
「いいから行こ行こっ」
大輔くんの手を引っ張って並ぶ。
大きな浮き輪に乗って降りるタイプの滑り台。
美砂と大輔くんは一緒に乗ると、係員に押される。
滑り降りる間、美砂は大輔くんにしがみついたの。
プールに投げ出されて、浮き輪もひっくり返る。
「ふうっ、あー楽しかった」
水から顔を出すと、大輔くんが慌てている。
「み、美砂っ」
「んー、どうしたの」