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おにいちゃんのおもちゃ

第20章 時子:兄

まさかこの俺が女の所に足を運ぶとは、な。


海は相変わらず賑やかだ。





「おにーさん、ひとり?」


ナイスバディの水着の女が2人声をかけてくる。
2人ともハタチ近くだろうか。
美人系のいい女だ。


……3Pもありか。


なんて思ったけど……。


「1人だけど、今から女の子に会うんだ」
「そーなんだ〜、残念〜」


2人は笑いながら去って行く。


惜しかったかな。


どうせこの2人ならすぐにナンパされるだろう。











海の家を覗く。








……いた。


以前よりも時子は元気に働いているようだ。
白い水着で堂々と胸を揺らしている。


ついでに軽く食べて行くことにする。




「あっ、公彦さん!また来てくれたんですね」


時子がオーダーを取りに来ている。
頬を赤く染めて微笑む時子。


この前のHを思い出しているのだろうか。


「来たよ。時子に逢いたかったから」
「あ……私も……逢いたかったです……」


脚をモジモジさせる時子。


「Hも忘れられないしね」


耳元で囁くと、時子の表情が変わる。

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