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おにいちゃんのおもちゃ

第33章 彼氏とえっち:妹

しちゃった。
おにいちゃんじゃない男の子と。
えっちしちゃった。


気持ちよかった。
またしたいの。
してほしいの。





冴木くんは手を繋いで美砂をおうちに送ってくれたの。











「おかえり、美砂、遅かったな」
「うん」


おにいちゃんはキッチンに立ってる。
ふたりのご飯をテーブルに並べてくれる。


「危ないから気をつけろよ」
「彼氏に送ってもらったから、大丈夫だよ、おにいちゃん」


一瞬、おにいちゃんの手が止まった気がした。


「彼氏か。そいつのこと、好きなのか?」


大輔くんの時のこと思い出して怖くなったけど、思い切って言ってみたの。


だって冴木くんのこと好きだもん。
絶対、絶対、好きだもん。


たぶん。


「好きだよ!好き、おにいちゃんは好きなひといるの?」
「……いるよ。好きなひとがいる」
「そうなんだぁ、そのひとは幸せだねっ、おにいちゃんに愛されて、いっぱいえっちなことして」
「美砂」


ヤダ、変なこと言っちゃった。


「ご飯冷める」
「あっ、うん、いただきまーす!」






なんでかな、味がしない。

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