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おにいちゃんのおもちゃ

第34章 代用品:兄

グググ……


先生の中に突っ込む。
久しぶりの先生の中は、懐かしくて、


「気持ちいい……」
「でしょ?公彦くんも素直になんなさい」
「先生、気持ちいいよ……」
「公彦くんの、やっぱりイイわ、気持ちいい……自分に嘘ついたって、無駄ってわかったでしょ。嘘ついてたら気持ち良くなれないわよ」
「……」


腰が勝手に先生を突きまくる。
セックスが久しぶりだからってのもあるが、なんていうか、本能が解き放たれるような感覚になるんだよな。
先生とすると。


「美花ちゃんはもう公彦くんとしても気持ち良くならないのよ。カラダは気持ち良くなっても、心が気持ち良くならないの」
「……今気持ちいーけど」
「ふふ、そうねぇ。先生も気持ちいいわよ。困っちゃうわよね」


先生の左手の指輪が光る。
俺は指輪ごと先生の指を舐めてやる。


「美花ちゃんの方が先に気付いちゃったのね」
「……なにに」
「自分が代用品でしかないってことに♪っ、あん、もっと突いて!」
「代用……美砂、の……」


違う、とは言えない。
そんなつもりはなかったのに。


胸が痛い。
考えたくなくて、俺は快楽に身を任せる。


「あっあん、激しいっ!ダメ、イっちゃう!」
「はぁっ、はぁっ……」
「や、あんっ!……もう、答えは出てるんじゃないの」
「……」


クソ、気持ちいいな。


「先生には敵わねえ」
「ふふ」
「上んなって」

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