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おにいちゃんのおもちゃ

第9章 同級生と図書館デート:妹

AM10:00

最寄り駅に集合。


「美砂おはよう」
「大輔くん、おはよう」
「さ、行こう、美砂」


大輔くんが手を繋いでくれる。
お友達もお手て繋ぐよね。


「大輔くん、今日いつもよりオシャレだね」
「ありがと、……って実は兄貴がコーディネートしたんだよ」
「そうなんだ、大輔くんにもおにいちゃんがいるんだ」
「ん、ああ、おにいちゃん……ね」


大輔くんの表情が曇った気がしたの。


「大輔くん?」


大丈夫だよね、この前の時は、ちゃんとおにいちゃんが電話切ってくれたもん。
えっちなことしてたのはバレてないはずだよね。


「兄貴も姉貴もいるよ」
「そうなんだ、大輔くん、末っ子なんだ」
「そうだよ、あいつら俺を下僕だと思ってるけどな」
「あはは、下僕〜」






AM10:15


電車にて

「美砂、こっちの車両にしよう」
「どうして?空いてるよ」
「えっとね、風水的にね」
「風水なんてやってるんだ」
「まあね……ボソ……お兄さんがいたからとは言えないな」


隣の車両にうつる。
入り口近くに2人で立つ。


「あれ、スカートが挟まっちゃった」
「え、あ、本当だ」


ドアに挟まったスカートを引っ張ったけど取れない。


「あんまり引っ張ると破れちゃうよ」
「だってえ、パンツ見えてるもん」
「大丈夫、俺しか見てないから」


他の人から見えないように大輔くんが立っててくれる。
だけど、大輔くんがじっと美砂のパンツ見てる……。


「白いフリフリパンツなんだ、かわいい」
「大輔くん、見ちゃダメ〜」
「えー、見るよ」
「やだよぉ、恥ずかしいの」


次の駅に着くまでずっと大輔くんは美砂のパンツ見てたの。






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