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復讐屋

第2章 北山 猛

 

 
話はこうだった。



麗子は霊が見え、会話ができ、
霊感のない人間にでも一時的に姿を見せられることができるという。
力を貸した代償に麗子の下僕…守る者になれ…だ。


何を言っているんだ?
茶化しているのか?




(信じられないなら、そうやってずっと会社を睨み付けてなさいよ。)



『……まて。その話乗ろう。俺の復讐を手伝ってくれ…!』





くす…





(いいわ。私のお供を1日貸してあげる。作戦でも練りなさい。)








すでに麗子に力を貸してもらったであろう、麗子のお付きの霊が俺のそばにいた。






実行は2日後。



お付きの霊と雑談を交えて2日後の事を考えた。







誰かと話したのは久し振りで。





俺はお供だろうがSPだろうが
なんだってやってやるよ。




そんな気持ちが芽生えていた。




 

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