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復讐屋

第2章 北山 猛

 

 
会社の前で俺は会社を睨み付けていた。





気がつくと


女が俺を見ていたんだ。





長い黒髪は風になびかれて
白い肌は透き通るようで。




俺と同じ幽霊かと思った。







(人間よ。)








脳に響く言葉





何者だ?






(鈴島麗子。あなたのお手伝いをしてあげる。)










幽霊の俺は人間の女に一瞬だけ恐怖を覚えた。



 

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