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第3章 元に戻って

「あっ、このニンジンいい色してる」
ニンジンに手を伸ばした時である。
シュパッ
「あっ、あれ?ニンジンがない」
振り向くと、ニンジンを持ってスタスタと歩いて行く見覚えのある背中…
「あっ!駿じゃーん」
「あ?杏」
「こんなとこで合うなんて奇遇だね。駿もお母さんにおつかいたのまれたの?」
「…ちげーよ」
「え?何?怒ってんの?」
「はっ?おこってなんかねぇーし」
「じゃ、一緒に帰ろーよ」
「あぁ」

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