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第3章 元に戻って

スーパーからの帰り道、駿は黙ったままだった。
「駿、なんかあったの?」
あたしは沈黙を破るようにたずねた。
「は?別に何もねぇし」
「ふーん」
駿は黙ってスタスタと歩いて行く。
「山本。お前、純平の何なんだよ。」
あたしは不意打ちの質問に思わず黙ってしまった。
「別に言いたくねぇんだったら、言いけどよ。あんまり、あいつにかかわんなよ」
「そんなのっ、無理だよっ」
「おいっ、山本。ちっ、あいつら何隠してんだよ」

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