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もう1度好きになってもいいですか?

第3章 元に戻って

ー翌日ー
「…ず、杏!話、聞いてた?」
「えっ?あっ、ごめん。聞いてない」
「もう、だーかーらー、野球部の試合があるの!応援来てくれない?」
「へぇー、いいよ」
「本当?実は、マネージャーの手伝いしてほしいんだけど、いいよね?」
「えー、聞いてないよー」
「先輩マネージャーが来れなくなっちゃったの。試合のとき、すんごく大変だからさっ!あと、気分転換になるんじゃない?最近ボケーってしてるし」
「うん、そうだよね?そこまで頼まれたらしょうがないっしょ。よしっ、やってしんぜよう」
「あはっ、何それ〜。じゃ、なれるために今日から練習はいってね。」
「うそー」
なんだかんだ言って、彩はあたしの変化に気づいてくれてたんだ。マネージャー、がんばんなきゃね。

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