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もう1度好きになってもいいですか?

第4章 ふたりの過去

気がつけば、あたしは駿のおっきい背中の上で寝ていた。

「ちょっと、あんた、何してんのよ」

「起きたのか。見ての通り、おぶってんだろ。」

「いいから。もう、家まで帰れるし。」

「おまえ、まだ、熱あんだぞ。いいから、黙っておぶられとけ。」

駿は昔の純に似てる。

いつもいじわるばっかしてくるのに、時々優しくて…。

反則だよ…。


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