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第4章 ふたりの過去

「じゃあ、私たち、そろそろ部活だから、帰るね。ほらっ、行くわよ、駿。」
「いやっ、山本を送ってく。ちょうど、聞きたいこともあったしな。」
低い声で駿が言う。
「はぁ?何いってんの?部活行ってきなよ。あたしはこのとおり、元気ピンピン。」
ドタッ
あたしが駿に家まで送ってもらうことになったのは言うまでもない。

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