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第4章 ふたりの過去

それは寒い冬の日だった。

純平のおじいちゃんは銃の名手で春は農家、冬は猟をしていた。

その日も鹿を獲ろうとしたらしかった。

鹿だ!

銃を構えた。

しかし、すぐに降ろす。

子鹿はダメだ。

カチャ

誰だ?

子鹿を撃とうとする若い男がいた。

「子鹿を撃ってはいけない!」

バンッ

ドス

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