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もう1度好きになってもいいですか?

第2章 最悪の再会

あたしは、高2の冬、故郷の田舎から、引っ越してきた。
父は、村で唯一の食品加工会社に勤めていたのだが、功績をたたえられて、本社のあるここへ家族でやってきた。
母はというと小遣い稼ぎに仕事を見つけてバリバリ働いている。
2人とも、ここに対応して新しい生活を始めてるのに…、問題はあたしだ。休み中は、観光巡りでお客さん気分。今日、目覚めて学校という現実を突きつけられたも同然なのだ。

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