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齟齬

第10章 10



それでも

僕は夢中になっていた。

力任せに動き

あまりの深さに怖くなる。

それでも

押し込むときの

抵抗に

僕はしびれてしまう。



すみれは

息をつくだけ。

声を一切漏らさない。


紗智子の視線と

すみれの吐息が

僕を壊した。


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