テキストサイズ

齟齬

第1章 1



「っん・・・あっ。」


彩香の声が

張りつめた空間に

響き渡る。


僕の腕の中で

彩香は震えていた。


いつもと違う

彩香に

一番驚いたのは

僕だろう。


頭の後ろに手を入れ

髪の長さを感じた。


ストーリーメニュー

TOPTOPへ