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いいから早く俺のものになれよ

第1章 入学、そして

高校まではチャリで25分。

親がうれしいことに一人暮らしさせてくれた。

まぁ、俺が家にいたら邪魔なんだろうな。

怠け者でもないし
引きこもる恐れはないだろう。

チャリを飛ばして高校の門をくぐる。

みんなぴしーっと制服着てる。

ま、俺もそのうちの一人だよ。

頭の色は違うけど。

生まれつきめっちゃ茶色なんだ。

ほかにも明らかに染めて
茶色っぽいやつらがちらほらいる。

ぎゃはぎゃは笑う
女の横を通り抜けて
駐輪場に自転車を留める。

まずは教室に行くんだったな。

えっと、俺のクラスは・・・

6組だ。

早速靴を履き替え
6組のある3階へ。

あー、知り合いいるか見るの忘れてたわ。

とか思いながらクラスへ入る。

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