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愛するが故の奇跡

第14章 15年後

「今日いい天気だね〜建。」

「そうだね。本当ポカポカだ。」

「葵。今日彩早く帰ってくるかな?」

「どうかな?あの娘最近部活忙しいみたいだから遅いかもね…どうしたの?」

「ん?たまには3人で、夕飯でもってね。」

「彩が、早く帰って来たらね。」

「そうだな…少し休むか?葵…」

「うん。」

「そこのベンチに座ってまってて。」

「飲み物買ってくるよ。お茶でいい?」

「うん。ありがと(笑)」



「こんにちは。」

「あっ…こんにちわ。お爺さん。」

「葵さんじゃな?」

「えっ?そうですけど…」

「これを………」

そう言うと見知らぬお爺さんは何処かへ行った…

何?この紙袋?……

紙袋の中を覗いてみると…
小さな箱が2つ入っていた…

「ん?箱?…指輪…この指輪…」

袋の中に1枚のメモ用紙が入っている…
そのメモには、こう書かれていた……

葵元気にしてるか?
俺と仲良くやってるか?
あの時一緒に買ったお揃いの指輪…
渡すの忘れてたから……
2人に俺からのプレゼント
もう1人の俺によろしく

建…見守っていてくれてるんだね……
いつまでもありがとう。




私からも報告だよ。
15年前のあの時、建と愛し合った時…
その時建から受け取った愛……
彩は元気に育ってるよ。
沢山の愛をありがとう。
そして、彩を授けてくれてありがとう。






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