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幼いえっち

第19章 小学校卒業


屋上からの景色は想像以上に素晴らしかった。


青空が広がり、春の風が気持ちいい。


校庭の桜の樹を上から見下ろす。



ミエの涙も、いつの間にか止まっていた。



「ミエ、元気出して。」


「チカ・・・」


「ミエ・・ひどい顔っ・・」
あたしが笑うと、
ミエもつられて少し笑った。




「ミエ・・・」


背後からした男の子の声に
あたし達は振り返った。



「梶・・くん・・・」


そこに立っていたのは梶君だった。

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