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幼いえっち

第4章 桜の中で

「いこっ」

カイくんがチカの腕をひっぱり、土手の桜並木に戻る。


カイくんは黙っている。


春の生暖かい風がびゅうっと吹く



桜の花びらが暗闇の中で照らされながら舞う。


今年も、桜の季節はもうすぐ終わりだ。
だからこそ花びらが花から離れ、風に散って美しい。


カイくんが口を開く。


「チカ、コンビ二寄ってかえろ」

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