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コンコンッ・・・・



突然のノックの音に
あたしとカイくんはビクッと体を震わせ足元のブランケットを引っ張る。



「二人とも、寿司来たぞ。」


お兄ちゃんの声だ。


「っ・・わかったっ！
すぐ行くッ！」



一瞬、静まりかえり、

お兄ちゃんの足音が階段の下へと
遠ざかっていった。





「・・・・」

「・・・・」


気まずい沈黙の後
カイくんが口を開いた

「マサキ・・・気づいたかな・・・」



「・・・わかんない・・・」


でも・・・・


お兄ちゃんが
カイくんの部屋をノックするのは
不自然すぎる・・・・・



あたしの部屋にだって、
ノックせずに入ってくるお兄ちゃんなのに・・・



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