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幼いえっち

第24章 深夜の体育館裏

歌子の家は俺と同じ駅だった。



電車を降りて、
駅の駐輪場に預けてある
自転車の後ろに歌子を乗せた。



夜の、街灯に照らされた道を
二人乗りで歌子の家の近くの公園まで走る。



歌子は自転車をこぐ俺の腰を掴み、
ぎゅっと掴んで、何も言わなかった。



「じゃぁ・・引越し頑張れよ」


「はい・・ありがとうございます」

歌子はぺこりとお辞儀をしてくる。



後ろ髪を引かれながらも、
それを背に家に向かって自転車をこぎ始める。




結局、名前も学年も聞かなかった。

でも、これでいい気がした。



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