幼いえっち
第29章 一年ぶりの再会
「明日一日、
誰も家にいないから
今晩から明日の夜まで
預かってて欲しいって言われてたの、
すっかり忘れてたわ。」
ママがてへっと笑うと
パパはすこし呆れながらも
大して気にしている様子はなかった。
去年より少し大きくなったコロは
キャリーバッグから出て
しばらく部屋中を走り回った後、
あたしの膝の上に落ち着いていた。
「なんか、チカになついてるわねぇ。」
ママが言う。
「ね、去年一回会ったの、
覚えてるのかなぁ?」
あたしがコロの頭を撫でながら言った。
「あら、そうなの?」
「うん、カイくんち行ったとき
コロがいたの。」
可愛いコロの話題で
みんな盛り上がる。
気づくと、あっという間に深夜になっていた。