幼いえっち
第34章 クリスマス会
案内された車は、
大きなリムジンだった。
運転手(たしか、名前はケン}が
ドアを開けてくれる。
広い車内には
すでにモモちゃんがいた。
「カイーーー♪♪」
モモちゃんは嬉しそうに声を上げると
カイくんの腕にしがみ付く。
「ちょ・・・っ;モモッ」
カイくんは慌ててあたしの表情を伺う。
別に、気にしないもん。
あたしはそっぽを向いて
向かいの席に座った。
ギシッ
「!」
思いがけず、
ジョシュが隣に座ってきて
あたしの心臓はドキッと反応する
端正な横顔から、目がそらせない。
カイくんがいるのに
他の男の人にドキドキしちゃうなんて!
見つめすぎたせいか
一瞬ジョシュと目が合う。
慌てて視線をそらした先には
チャイルドシートに
座らされているジュリアちゃんが居た
ニコニコしながら
窓の外を眺めている