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幼いえっち

第41章 番外編。幼いふたりは5年生

「じゃ、そーゆーわけで!」

カイくんはメメちゃんに向き直ると
そう言ってこっちに走りよる


「あーんっ!水嶋くんっ!」


取り残されたメメちゃんは
大きな声でカイくんを呼んで続ける


「じゃっ。。じゃぁ考えとくからーぁ!
あとで電話するからねー!」




カイくんはそれに振り向きもせず
自分のランドセルを草むらからひったくった


「チカ、帰ろ」


ぶっきらぼうに言う
カイくんの背中を

信じられないという気持ちで見つめながら
あたしはそのあとについて
みんなの輪から抜けた


後ろから男子たちの声が聞こえる


「ちぇーっ
なんだよ水嶋ばっかり」

「いいよなぁ。」



あたしは複雑で
胸がざわめいていた


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