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「僕、チカちゃん送ってくよ」

交差点につくと
カナメがそう言った。


えっ！とびっくりしたのは
あたしだけじゃなくて
トモもだった

「え！
じゃぁあたしも行くよ！
アラタも、4人で行こうよ」

トモがそういうと
カナメは首を横に振る


「トモはアラタと先帰っててよ。
チカ送ったらすぐ戻るし」

あたしは慌てて言う


「大丈夫だよカナメ！
あたしは1人で帰れるから。」


カナメはそんなあたしを見ると
ポンポンっとあたしの頭を撫でる

「いや、ちょっと話したいこともあるし」

意味深な言葉に
あたしは黙るしかなくなる


「いこーよトモ。
カナメがああ言ってるんだしさ」

そう言ってトモを促し
アラタはトモと去っていった