幼いえっち
第45章 キネンビ
カイくんは体育館の裏手に廻ると、
そこにある非常階段を登る
手首をつかまれたままで
ついていくのに精一杯だ
階段の先には扉があり
いつもは閉まっているのに開いていた
迷わずそこにあたしを連れ込むカイくん
後ろ手で扉を閉めた
ガチャンッ
はぁっ・・・はぁっ・・・・
カイくん、歩くの早いよ・・・
あたしは大きく息をつく。
埃臭い、
体育館の独特な匂い
体育館の2階にあたるこの小部屋。
普段物置になっていて
上から吊るす幕や、
のぼりが収納されている
奥にもう一つ扉があり、
それは体育館内に繋がっていた