幼いえっち
第45章 キネンビ
「・・・そ・・っか・・
そういうもんか・・・・」
ぽりぽりと
頭をかきながら
やっと理解して来てくれるカイくん。
乙女心が分かるようになるまでは
時間が掛かりそうだ。
すねたままのあたしを
カイくんはまた、強く抱きしめた。
「わかった。
ゴメンッ!
もうしない。
チカの嫌がることも、
嫌がりそうなことも。」
耳元でそう言われ
あたしはその背中に腕を廻した
カイくんの大きな背中。
安心する。
乙女心を分かってくれなくても、
分かってくれようとしてくれてる・・
やっぱり大好き。
愛おしい。