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『ついたぞ』


そこは普通の飲食店だった

中にはいってもやっぱり普通のお店

でもメニュー見ると


“お得意様限定メニュー

パスワードをどうぞ”


とかいてある


ナオはお店の人に


『3417（さしいな）ラーメン』


[へい、奥へどうぞ]



そうして私たちは案内される

店のずっと、ずっと、ずぅっと奥に


そして赤い扉


『行くぞ』


ギィィィィ、と扉が開く

それと同時に聞こえてくる歓声と、



女の子の悲鳴