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赤い花~情欲の檻の中で~

第4章 MemoriesⅢ

 投げやりな気持ちで部屋に入った美華子だったが、何を思ったか、祥吾はいきなりベッドに大の字に仰向けになった。
「いつも俺がお前を気持ちよくさせてやるばかりじゃ、つまらない。今日はお前が奉仕しろ」
 奉仕。その聞き慣れない言葉に、美華子は戸惑った。
「どういう意味?」

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