無料で楽しめるちょっと大人のケータイ小説

『雅人・・ごめ・・ん・・なさ・・い・・』



余りに自分のやってきた事の卑劣さに本当に申し訳なくてその場に泣き崩れた。


泣いて解決するなんて全く思ってない。


ただ、とにかく自分が情けなくて。



そんな私の頭をただひたすら撫でてくれる雅人の優しさが凄く身に染みて。


凄く苦しくなる。



「蛍。俺、最初は遥人と蛍を嫌でも一緒になれないんだぞ！って事を分からせてやろうと思ってこの計画を立てたんだ。」


私の頭を撫でながら雅人は話す。



「遥人には、蛍は俺のモノだ!
って分からしたかったし。蛍にも遥人は俺の弟だ！って理解させたかったし。



とにかく蛍から遥人の存在を遠ざけたかったんだ。」