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海蛍

第9章 想い出の海

俺の目の前に広がる君の手料理。

オムレツ・サラダ・パンプキンスープ

毎朝パンとコーヒーだけの俺からしたらすっげー豪華な朝飯!!

毎日こんな食ってんのかと思うと兄貴がうらやめしい(羨ましい+恨めしい)・・・。


一口オムレツを口に運ぶ。

『・・・旨い。』

ごくごく普通のプレーンオムレツだったけど旨い!!!

俺はつい素直な感想がポロッと出る。

はっ!!と我に返りふと君を見ると

君は少し嬉しそうに俯いてた。


俺は何だか・・何だか少しだけ


今だけはすこーしだけ君と通じ合った気がしたんだ。

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